フィジカルレッスン


ゴルファーの皆様、はじめまして谷川真理です。私は自ら走ることの楽しさに魅せられたランナーです。

 最初に一言。私の知っているゴルファーは技術の話にばかりに夢中になっているケースが多いのですが、肝心の技術を生かすための基礎的な体力づくりをすることを忘れている人も多いように感じます。たった18ホール、距離にして6〜7キロ程歩くだけでヘトヘトに疲れてしまうようでは、せっかくの技術も生かされないのではと心配です。

 そこで、このコラムでは私のランナーとしての経験を通して、快適にプレーできる体力、ライバルよりほんのちょっと飛ばせる体力のつくりかたを皆様と一緒に考えていきたいと思っています。

 なにより必要なのは、簡単で、どこでも、いつでも実行できて、効果抜群のトレーニングです。トレーニングというと、すぐに辛く苦しいものと思う人が多いのですが、私自身、楽しくなければ体力アップもないし上達もしないと考えています。

谷川真理専属コーチ 中島進氏

実は、私は高校までは陸上部に入っていました。ここではトレーニングをやらされていたという感じで、イヤイヤやっていたんです。これでは記録は伸びません。でもOLになって4年目、お昼休みに皇居に同僚とお花見に行ったんです。そこで、目にしたのはたくさんの人が楽しそうにランニングしている光景。すぐに、わっ、私も走ってみたい!と思って、次の日にはもうその集団の一員になっていましたネ。このように楽しもうと思い、自分から進んで始めることが大切。

 だって、楽しみながら走ると、記録もどんどん伸びるんですよ。遠くの目標よりすぐ手が届く目標をたてることも長続きするコツですね。私もタダで憧れのシドニーに行けると思ったら、ほんのちょっとの努力で実現しましたから。

 毎日走っていると自然に仲間も増えます。そんな時、都民マラソンに勝てばシドニーご招待というオイシイ話を小耳に挟んだんです。これなら、ちょっと頑張ればクリアできるかなと思って、基礎トレーニングを取り入れて記録を少しずつ伸ばしていきました。その結果、都民マラソンで勝てて念願のシドニー行きをゲットできました。これに気をよくして、身近な目標を次々立てて、それを1つずつクリアしていくのが楽しみになったんですよ。

 次回から、こんな私の経験もお話しながらスコアアップにつながる長続きするトレーニングを一緒に考えていきたいと思います。


次回は「おすすめのスクワット」

谷川真理

谷川真理
アミノバイタルAC所属。出身地:福岡市。著書に谷川真理のランニングフィットネス(学習研究社)がある。91年東京国際女子マラソン、92年ゴールドコーストマラソン、93年 札幌ハーフマラソン、94年パリマラソンいずれも優勝。現在でも多くのマラソン大会に出場し、「市民ランナーの星」 と親しみを込めて慕うファンが多い。 座右の銘「忍耐は苦しい けれどもその実は甘い」

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